こんにちは、未だ間取りに納得がいかずもっと良い間取りがあるんじゃないかと何度も描き直し、間取りを持ち込み続けているつじんぬです。
最初は建物の形をトレースしたものの上になんとなく描いていたのですが、外観の窓の位置や構造を考慮しつつ描けるようになり、スキルがかなり上がってきました。
それはそうと家を建てるのにいろいろな支援制度があることを以前お話しました。
その中で、負担軽減効果の大きな「住宅ローン減税の控除期間13年」、「すまい給付金」が2021年9月末までの契約、「グリーン住宅ポイント」が2021年10月末までの契約とポイント申請が必要だということで、9月末までの契約がお得だと住宅業界では宣伝されていました。
そしてそれに間に合わせるべく私も6月末から動きはじめましたが、各種補助金をうまく利用するためには
年明けから住宅の計画を開始し、年内完成がベストなスケジュール
だと今は強く思っています。
その理由をこれから説明します。
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各種支援制度が年度(4月〜翌年3月)で設計されていることが多い
一番の理由はこれです。
国や市町村の制度は基本的に年度予算が組まれていて、4月以降に始まり、翌年3月末までに終了することが多いです。
国のZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)補助を見ていくと、
一次公募5/6〜6/18、二次公募7/5〜8/20、三次公募8/30〜9/24となっています。
この予定でしたら年後半でも間に合うように思えますが、事業予算が決まっており、予算に達した時点で公募終了となります。
ということは9/24までなら間に合うと思ってゆっくりしていると、二次公募で予算を超過したために三次公募は実施されなないという可能性もあるわけです。ちなみに2021年度は三次公募の初日8/30で終了となりました。30日に申し込まれた分については抽選となると記載されています。
ZEH補助を申し込むには住宅がZEHの基準を満たしているだけでなく認証を取得する必要がありますがこれに数十万円かかるそうです。
認証を取得していざ補助金に申し込もうとしたら終了していた場合、認証自体に価値はありますが、私ならせっかく高いお金を払ったのにと間に合わなかったことを含めて二重に悔しい思いをすることになります。
申請や入居期限、完了報告期限など
補助金などの申請については契約期限、申請期限、入居期限の期限が設けられており、条件のすべてに該当しなければ補助が降りないケースが多いです。
これはあるメーカーのチラシを抜粋したものですで9月30日までに契約すれば全て利用できるように書いてありますが
私の場合、6月末に動き始めたのでは間に合わないものも多かったです。
・住宅ローン減税の控除期間延長 → OK
・すまい給付金 → OK
・グリーン住宅ポイント → 不可
・令和3年度 戸建住宅ZEH化等支援事業 → 不可
・市のZEH補助 → 不可
【申請期限】グリーン住宅ポイントに間に合わず
以前の記事で紹介した2021年の住宅支援策のうち、グリーン住宅ポイント(特例なしで最大40万円分)は10月末までが契約期限なので間に合いそうに考えていましたが、グリーン住宅ポイントをもらうためには「エコな住宅」であることが条件であるため、エコな住宅の条件を満たしていることを証明できないといけません。
そのため、こういう間取りでこういう設備で断熱や機密性がこうで、という詳細な計画が決まっていなければ申請できないのでした。
実際私は8月末に契約しましたが、未だ窓の位置どころか間取りすら完全に決まっていません…
おそらく確認申請が下りるのは11月末〜12月になるでしょう。
悔しいので「グリーン住宅ポイント 延長」で何かヒットしないかグーグル検索する毎日です(笑)
【入居期限】国のZEH補助にも、市のZEH補助にも間に合わず
先程のZEH補助の募集期間は三次公募があることはわかっており、細かい仕様などを全部ハウスメーカーに任せて8/30までに無理やり図面決定をすることができたかもしれません。しかし完了報告(入居)が2/10までとなっており、工期的にどのみち間に合わないと言われました。
そして市のZEH補助も3月2週まででことごとく間に合いません。
あと2ヶ月早く動いていればなんとかなったかもしれないですが、もはやジタバタしても仕方ないのでじっくりとプランや仕様を考えています。
工事が遅れた時に間に合わなくなる危険がある
ZEH補助やグリーン住宅ポイントには上記のように完了報告が必要なのですが、雨の日が多かったり、新型コロナの感染状況によっては引渡し日が遅れることもありえるでしょう。
完了報告ギリギリの引き渡し日がずれて間に合わなくなった場合、めちゃくちゃ急いだり妥協した挙げ句、補助金が降りないという最悪の状態がありえます。
グリーン住宅ポイントは完成前にポイント申請をすることができますが、完了報告を期限までに行えなかった場合、もらったポイントを返還しなければならないのです。40万ポイントなら40万円です。
考えただけで恐ろしいですね。
住宅の場合は補助金と言ってもかなりの額になるので、
余裕を持って申し込んだほうがいい、ではなく確実に余裕を持って臨むべき
であると私は思います。
期限に間に合わせるためにプランが適当になると本末転倒
住宅で予算が余る人なんてほとんどいません。むしろ予算オーバーでどうにかして補助金がほしい、と私はずっと思っています。
今回は急げば間に合うなんていうレベルではないので諦めの境地にいますが、ギリギリ間に合いそうな場合、プランや設備を「期限に間に合わせたいから」という理由で決めてしまうのは絶対によくないと思いますね。
プランを工夫することで減額できたり、設備もいろんなメーカーを比較することで自分の好きなイメージにできるかもしれませんし、家を建てた経験者にじっくり話を聞くことで失敗を防ぐことができるかもしれません。
数十万円の補助金をもらったのはいいものの、数千万円をかけて満足の行く家にならなかったらその方がもっと後悔するんじゃないでしょうか。
ということで期限に余裕を持ったスケジュールにすることが重要だと思います。
まとめ
現在のすまい給付金や住宅ローン控除13年間のように期限が9月末までというものもありますが、それでも年の後半です。
逆に年の前半に終了する補助金というのはあまりないのでいろんな支援策をフルに活用するなら
年明けに動き始め、4月以降に始まる補助金などを申請するために余裕を持って準備するのが一番良いスケジュールだと思います。