いよいよ迫ってきた10月の消費増税。

JRや大手私鉄などはすでに消費時増税に対応するため、国土交通省に運賃の値上げを申請済みであり、10月以降の料金の値上げは確定的となっています。通勤・通学の際の交通費は支給されることがほとんどだと思いますが、交通費を実費で払っている方にとっては確実に打撃となります。期間限定ですがこの負担を軽減する方法をお教えします。

消費増税により鉄道、バス各社は軒並み値上げ予定!

すでに値上げが認可された鉄道会社は全国約150社とされています。
ICカードと切符とで条件は変わってきますが、だいたいの会社で初乗り運賃が数円〜10円程度の値上げとなるようです。

【値上げ申請が認可された主な鉄道会社】

【JR各社】
・JR東日本
・JR東海
・JR西日本
・JR四国
・JR九州
・JR北海道
【大手私鉄】
・東京メトロ
・東京急行電鉄
・東武鉄道
・小田急電鉄
・京王電鉄
・西武鉄道
・京浜急行電鉄
・京成電鉄
・相模鉄道
・名古屋鉄道
・近畿日本鉄道
・南海電気鉄道
・京阪電気鉄道
・阪神電気鉄道
・阪急電鉄
・西日本鉄道

電車の定期券の場合

増税前に買った定期券は有効期限まで追加料金なしで使用可能!

上記のように増税後の2019年10月1日からの交通費が値上げされることは確定的です。

増税で値上げする前にいろいろ買っておきたい!という方でもポイント還元などの消費落ち込みの緩和策で逆に増税後に買った方が得になるものもあるので今何を買っておいた方がいいのかの判断に悩んでいる方も多いでしょうね。

消費増税対策、買うべきものを見極める判断材料は?

消費増税に伴う軽減税率導入により世間は大混乱!?

その中で悩むまでもなく、増税前に買っておくと絶対に得するものがあります!

その一つが交通定期券です!

定期代が実費清算なら増税後に買っても損得ありませんが、毎月の給料日に通勤区間の定期1ヶ月分支給される場合、

増税前に定期代をまとめて買うことで家計の節約になるのです。
どういうことかというと

増税前に買った定期券は、価格改訂後もそのままの金額で使えるのです。

つまり、増税前に3ヶ月や6ヶ月分まとめて買うことで
実際は増税前の料金で乗っているが、支給される額は増税後の金額になるのでその差額が実質プラスになります。

9月中に6ヶ月定期を買った場合、来年の3月頃までは今の料金で電車に乗れるので、期間限定ですが6ヶ月間はこの恩恵に預かるのが得策です。
一度に6ヶ月分払うのは出費がかさむと思うかもしれませんが、これこそが先行投資!!
確実にお得になるのでやらない手はないと思います。

回数券の場合、見分け方は有効期限の有無

毎日乗るわけじゃないけど、決まった路線を定期的に利用する方は多いです。こういう場合は回数券を利用することを当サイトでも推奨しています。

では回数券を買った場合はどうなるの?というのは私のような回数券愛用者には気になるところです。

有効期限のある回数券は増税後も追加料金なしで有効!

電車などの有効期限が定められている回数券は定期券のような扱いで買った額で有効期限までは使用できます。

(例)JRの回数券:
『大阪-森ノ宮区間に乗れる券』という考えで、その区間が値上がりしてもそのまま乗車可能

つまり、定期券と同じように9月中に買っておれば有効期限までは交通費の節約になるのです!
「○○円区間」と金額で表示されていても上記のルールで有効です。

(例)写真の阪急の回数券:
『(値上げ前の)320円区間に乗れる券』という考え方で、その区間が340円に値上げされた場合でもそのまま乗車可能

ただし、特別なルールや制限の定められている切符の場合はそれぞれ条件が異なるのでご確認を。
使いきれなくて期限切れになっては本末転倒なので使い切れる分を予測して購入しましょう。

有効期限のない回数券は値上げ後に買ったほうがいい

例えばバスの回数券などがこれに当たります。
バスの回数券はどこからどこまでという区間ではなく、〇〇円の金券のようなものと考えてください。

(例)バス回数券:230円の運賃が240円に上がった場合、今までの230円の回数券は230円の価値しかないので清算の際に10円追加で支払いが必要

これでは余計な手間が増えるだけですので値上がりした価格で買ったほうが良いでしょう。

定期券の更新期間を確認しよう

定期券の更新期間を確認しよう

前回の5%から8%への増税時にも話題になったことがあるため、このことはそこそこ知られていると思います。
つまり、9月末の定期券の更新はいつも以上に長蛇の列ができるんじゃないでしょうか。9月末ギリギリの更新は避けたいところです。

ではいったいいつから更新が可能なのでしょうか。

多くの定期券の場合、期限の14日前から更新が可能です。
ICOCAの場合、期限が近くなると改札を通る時にチャージ残高の下に有効期限が表示されるようになりますよね。これが更新可能のサインです。

窓口が閉まっている時間でも緑の券売機で更新できますので今回だけは早めに定期券を更新するようにしましょう。