アイ工務店で注文住宅を建てた我が家が「これは採用して良かった!」と感じた高コスパのオプションを、実際の価格と共にランキング形式でご紹介します。
家づくりの後悔あるあるでよく聞くのが、「そんなオプションがあったなんて知らなかった!」というもの。
標準仕様書には最低限の選択肢しか載っておらず、自分でショールームやカタログを見て選択肢を広げる必要があります。
担当に「こういうの使いたい」と相談すればもちろん探してくれますが、まずどんな選択肢があるのか知らなければ始まらないです。
オプションの選び方については下の記事にもまとめています。↓
後からこんなものがあったのか!知ってたら採用したのにという後悔の声はよくあります。
どれだけ調べても後悔はでちゃいますが、少しでも減らしたい!
後悔ポイントについては別記事↓
この記事では、実際に採用して満足度の高かったコスパ重視のオプションをランキング形式で紹介。
知らないと選べない“掘り出し物” を知って、後悔のない家づくりをしていきましょう!
他のハウスメーカーでは同じ価格とはいかないと思いますが、ぜひ参考にしてください。
Contents
- 1 第1位:薄型幅木(ダイケン)【オプション価格:0円】
- 2 第2位:引き戸のハイドア【オプション価格:21,300円(1カ所)】
- 3 第3位:ハンドルレスのクローゼット(ダイケン)【オプション価格:0円】
- 4 第4位:アライズのワイヤーシェルフ(リクシル)【オプション価格:0円】
- 5 第5位:キッチンの下り天井【オプション価格:0円(クロス代別途)】
- 6 第6位:アクセントクロス【オプション価格:82,677円(一棟全体)】
- 7 第7位:壁埋め込み収納(ダイケン)【ウッド370S:20,600円/ウッド370M:23,100円】
- 8 第8位:ベーシアハーモL3G(リクシル)【オプション価格:7,000円】
- 9 第9位:アドバンスシリーズ(パナソニック)【オプション価格:39,700円】
- 10 番外編:採用しなかったけれど気になったオプション
- 11 まとめ
第1位:薄型幅木(ダイケン)【オプション価格:0円】
巾木とは床と壁の間に取り付ける部材です。
これには床と壁の隙間を隠すのと掃除機をぶつけた場合にクロスに傷がつくのを防ぐ役割があります。
薄型なのに9色展開で安っぽく見えず、しかもホコリがたまりにくい形状。
標準の7mm厚よりもスッキリして、我が家では掃除の頻度が激減しました。
階段のささら部分が標準巾木の厚みなので比較すると一目瞭然です。
無料でこのクオリティは正直外す理由が見つかりません。
内装をシンプルにしたい人には絶対におすすめ!
第2位:引き戸のハイドア【オプション価格:21,300円(1カ所)】
ハイドアの特徴
・ドア上の壁(垂れ壁)がないことで余計なラインが見えず、スタイリッシュ
・開けた時に開放感がある
引き戸の特徴
・開けた時に邪魔にならないので家事動線に便利
・開け閉めが開き戸より楽
引き戸に変更3,300円+ハイドア化18,000円。
空間が広く見え、来客時も美しく見せられます。
我が家では脱衣所やトイレなどゲストから見える場所に採用。
普段は開けっ放しで動線もスッキリ、来客時は閉めて生活感を隠せます。
ハイドア×引き戸の組み合わせは、家事動線でも視覚的にもメリット大!
もうちょっと安ければ全てをハイドアにしたかったですね。
私の支店では特に指定しなくても引き戸は全て上吊りで入っていましたが、床にレールがつくと掃除が大変になるので上吊りかは確認しましょう。
第3位:ハンドルレスのクローゼット(ダイケン)【オプション価格:0円】
クローゼットの取手の標準はラウンド型という縦のバー状のもので、よくある感じです。
そして、取手が飛び出ていると体をぶつける危険もあります。
ドアの取手はオシャレなものを選ぶ楽しみもありますが、クローゼットの場合は目立たせる意味はないですよね。
クローゼットの取手をなくし、扉のスリットに手をかけて開け閉めするハンドルレス仕様。
見た目は壁のようにスッキリ、安全面でも優れています。
標準仕様でも選べるオプションで、 コストを抑えつつ高見えするのが魅力。 小さな子どもがいる家庭でも、取手がないことでケガのリスクが減り、安全性も◎。
第4位:アライズのワイヤーシェルフ(リクシル)【オプション価格:0円】
※現在は後継のリデアになっているのでワイヤーシェルフはないかもしれません。
わが家のお風呂はリクシルのアライズです。
もともと浴室は贅沢せずに標準でいこうと考えていました。
しかしネットで棚を無料でワイヤーシェルフに変えることができたという情報を見て見積もりを取ったらやはり差額なし!
浴室棚を標準のプラスチックからワイヤーシェルフに変更。
水切れ抜群でヌメらず、掃除の手間が激減。
無料で変更できたのはラッキーでした。
SNSでは「棚不要論」もありますが、これは高級感もあり、十分満足しています。
第5位:キッチンの下り天井【オプション価格:0円(クロス代別途)】
オシャレな注文住宅によくあるキッチンの下り天井は憧れの一つ。
実際はアクセントクロス代がかかっていますが下り天井自体はまさかの0円!
施主のブログで数万円かかったという情報があったのでラッキーだったのかもしれません。
我が家では天井高の関係で自然な形で採用でき、クローゼットドア(標準高さ2,320mm)と高さを合わせて統一感ある空間に。
照明の配置にもメリハリがつき、デザイン性と機能性の両方を兼ね備えています。
第6位:アクセントクロス【オプション価格:82,677円(一棟全体)】
玄関やテレビ裏はエコカラットかグラビオエッジに憧れていましたが、高いと聞いていたので早い段階で候補から外しました。
その代わりにオプションのクロスをふんだんに使おうと!
凹凸・光沢のあるクロスで各部屋に高級感をプラス。
高額素材の代わりに、少し高級な壁紙を使うことで全体のコストを抑えながら満足度アップ。
壁紙は毎日目に入るので、コスト以上の効果を感じています。
エコカラットなら壁1面に貼ると15万ほどかかるときいていましたが、これだけ好き放題使ってこの値段ならお値打ちだったと思います。
選ぶ際はサンプルを光に当てて、昼と夜の印象の違いも確認するのがコツ。
第7位:壁埋め込み収納(ダイケン)【ウッド370S:20,600円/ウッド370M:23,100円】
わが家では2Fトイレにウッド370S、脱衣所兼ランドリールームに370Mを採用しました。
写真のランドリーでは洗剤や柔軟剤、お風呂用洗剤などが入っています。
扉付きの壁内収納で生活感を隠し、空間をすっきり見せてくれます。
我が家ではランドリーにMサイズ、トイレにSサイズを設置。
よくあるニッチ(飾り棚)よりも実用性が高く、小物収納に最適です。
可動棚なので中の高さ調整も自在。
使用頻度の高い日用品の置き場にぴったりです。
よく似たオプションにニッチがありますが見せる(飾る)ためのもので、こちらは扉つきなので隠す収納として便利です。
そして壁と同色にすることで収納を取りつつ、空間を広く見せることができます。
小型のニッチを作るにも15,000円かかったので、ちょっとした収納を増やしたいなら価格差を考えてもアリだと思います。
第8位:ベーシアハーモL3G(リクシル)【オプション価格:7,000円】
見た目はタンクレス風、でもタンク式なのでリーズナブル。
タンクレストイレのサティスSの差額は約20万円と高額でしたが、このビルダー向けモデルなら+7,000円で採用可能。
見た目にこだわりつつ、コスパ重視派には最適!節水機能や掃除のしやすさも標準装備されていて、機能面も抜かりなし。
上級グレードのL4G(28000円アップ)は自動でフタが開く機能が追加されます。
しかし私はコスパ重視でL3Gに決定。フタは自分で開け閉めすることにします。
第9位:アドバンスシリーズ(パナソニック)【オプション価格:39,700円】
毎日触れるスイッチやコンセント。
こちらのアドバンスシリーズは標準品より薄く、マットな質感で高級感があります。
注意点は「ネームなし」を指定しなければネームありになってしまうこと。
個人的にはアドバンスのデザイン性を活かすならネームなしにすべき と思います。
ただしネームなしだとどのスイッチかわからず不便なのでラベルシールで好きにデザインしたネームをつけています。
ケチらずにコンセントもアドバンスにすれば良かったかなと思った時もありました。
でも コンセントは目立たない位置にあるので住んでみると全然気になりませんでした。
そして頻繁に触ることもないのでコスパを考えるとスイッチのみアドバンスで良かったです。
番外編:採用しなかったけれど気になったオプション
- 室内物干しワイヤー(PID):使わないときは目立たず収納できて便利。花粉症の時期や梅雨にも活躍しそう。
- 折りたたみ式カウンター:脱衣所やランドリースペースに設置すれば、アイロン台やちょっとした作業台として便利。
- 自動水栓(タッチレス水栓):玄関やキッチンに設置すれば、手が汚れていても安心して使える衛生的な設備。
費用対効果や必要性と相談しながら、自分に合うかどうかしっかり検討すると◎。
まとめ
アイ工務店の標準仕様は必要最低限。その分、施主の努力でいくらでも理想に近づけます。
特に今回ご紹介したオプションは、低コストでありながら満足度が高く、採用して後悔ゼロでした。
家づくりの満足度は「知っているかどうか」で決まるといっても過言ではありません。
特に今回紹介したオプションは低コストどころか無料のものもあります。
後悔のない家づくりのために、ショールームやSNS、ブログなどから積極的に情報収集をして、自分たちにとって本当に必要なものを見極めましょう。
ぜひあなたの家づくりにも取り入れてみてください!