前回は注文住宅の打ち合わせはこう進めるべきだったと反省点を元に、もしもう一度初めから家作りを始めるならこのように進めたいという話でした。

一見このテーマはマネーと関係ないと思われるかもしれません。
しかし一生で一番高い買い物と言われる家を建てるのに同じお金を使うなら、満足できる使い方をしてほしいと思うのでこういう記事も必要かなと思いまして…

 

もう一度家を建てるならこう進める!新築打ち合わせのコツ① 間取り/イメージ作り編

間取り、イメージ作りに引き続き、今回は住宅設備・建材などのオプション編です。

住宅設備

住宅設備

住宅設備とは主にキッチン、洗面台、お風呂、トイレです。
建築費の中でも大きな金額になるものでこれらのオプションが契約後に見積もりが大きくブレる原因になります。

最初は住宅設備のオプションと言っても「何が?」って感じでしたが情報収集をすると
深型食洗機、キッチンのワークトップ(天板)、人造大理石浴槽、お風呂のダウンライト照明、タンクレストイレ、トイレ内カウンターなど魅力的なオプションが次々と出てきます。

私はこれまた「ホテルライクでおしゃれな家」というフワッとしたしたイメージしかできていませんでした。
前も言いましたがこれが一番の間違い…

ですので具体的な要望はペニンシュラ型キッチンと食洗機、そして迷走した末に要望した坪庭(笑)ぐらいでした。
(ちなみに20坪の土地に坪庭は無理すぎたのですぐに中止しました…)

ほしいオプションは最初から想定しておく

できればこれらのオプションで希望のものは最初から入れておいた方がいいです。
というのは契約後にオプション追加で見積り金額が大幅に上がることを防げるからです。

またオプションを含めた金額で契約前の値引き交渉に臨めるということもあります。
担当営業の立場で考えれば、契約で悩んでいる人の後押しをするためにサービスや値引きをしたいと思います。

・もう一社と迷っていて同じぐらいの金額で
・もうちょっとがんばってくれたら契約したいんですけど
・何かサービスしてもらえるものありますか?
などが定番の金額交渉ですね。

ほしいオプションをできるだけ含めた上で値切った方がいいということです。

私は契約時に値切る以上は金額が上がらないようにと遠慮して最低限のオプションしか追加しませんでした

結局契約後にワークスペースのカウンター、ニッチ、壁埋め込み収納、吹き抜けオープン手すり、バルコニー格子型手すり、トイレ内手洗いなど大量の追加が発生しました。
中には一つで数十万円するものも…

できれば住宅設備は契約前にショールームで見ておいた方がいい

契約前にハウスメーカーや工務店で標準的に採用しているメーカーと商品が掲載された「標準仕様書」をもらえます。もらえなかったらきいてみましょう。
ある程度希望が決まってきたら、そのメーカーのショールームにぜひ行ってほしいです!

私も通常通りに契約後の仕様決めの時に行きましたが、今なら契約前に行こうと思っています。

私の場合は設備は標準の中で選ぶつもりだし、それほど増額しないだろう。
特にキッチンはキャンペーンでかなりグレードアップされていたのでこれ以上はいらんだろと思っていました。
ですがいざショールームに行くと、いろいろと魅力的なオプションに出会ってしまうのです!

私の場合でもキッチンはお風呂に手すりほしい、1Fのサブトイレ内に小さな手洗いもほしい、洗面はそもそも標準のものじゃなくてホテルっぽいオシャレなものにしたい!と、なんだかんだと後で追加しました。

建材

メーカーカタログは絶対見るべき!

メーカーカタログ

巾木や建具、床材、階段手すりなどの細かな内装材の標準メーカーが決まっている場合、こちらも住宅設備と同様にショールームで実物を見た方がいいと思います。

というのは、標準以外にもバリエーションがあって、差額なし、もしくは少しの差額で変更できるものがあるからです。
例えば標準仕様書ではドアの取手がシルバーだけしか載っていなかったのですが、ブラックもありましたし別の形のものもありました。

私の場合、開き戸の取手変更、手すりの金具色をブラックに、巾木を薄型、折れ戸の取手をハンドルレス(取手なし)にしましたがなんと差額なし!
標準以外の選択肢もあるので調べておいて損はありません。

その際、カタログはあらかじめメーカーのホームページから取り寄せてから行くのがおすすめです。
こうすることで重いカタログを持って帰る労力が省けますし、見たい商品を先にチェックしておけます。

色決めはメーカーからサンプルを取り寄せて検討!

銘樹ロイヤルセレクション

色決めというのは床材、壁、天井などのクロス、キッチンなど住宅設備の色などの建材の色決めのことです。
私のハウスメーカーでは標準仕様書の他に、クロスのサンプル帳をもらってそこから決めるという形でした。
あらかじめ考えて打ち合わせに臨みましたが、それでも朝から夜まで丸一日かかりました。

この色の考え方ですが、小さなサンプル帳を見て決めてしまうのは危険です。
あまり知られていないですが、サンプルはメーカーに依頼すれば無料でもらえます。
特にクロスサンプルはインターネットで簡単に依頼できます。

床材はちょっと重いのでショールームに行って候補のものだけもらうといいでしょう。

こうすることで床材と壁紙を実際に並べて組み合わせを考えることができるのでイメージがつきやすいです。

パースを自分で作るのもお勧め!

サンプルを見ても想像できない…
私のハウスメーカーからは外観パースだけで内観パースはもらえなかったのでこうなったらいっそのこと作ってしまえ!と思いました。
そこで買ったのがメガソフト社の「3Dマイホームデザイナー13」
CGソフトというのは高価なイメージですが、これは10000円ぐらいで買えます。

仕上がってからこんなはずじゃなかったとなるぐらいなら高い買い物ではないんじゃないでしょうか?

まとめ

オプションは基本的に自分で調べるべきです。

オプションというのは標準仕様以外のもの全てのことを言うので、何でもアリなんです。
担当がこれまでやってきた知識から提案してくれることもありましたが、他にも選択肢がいっぱいあるということは知っておいて損はないでしょう。

基本的にオプションになると追加料金になりますが、自由設計が注文住宅の醍醐味なので、全てを標準にしてしまうのはもったいないと思います。