長い時間がかかっていた我が家が昨年12月17日、ついに、ついに引き渡しとなりました。
実はまだ完全にできたわけではなく、工事中にできた市道の復旧とガレージの入り口の工事が残っています。

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しかし家に関するトピックを書くのに、家の紹介をしていないのも不自然なのでもう公開してしまいます!

そんなわけで 我が家の工夫した部分、やってよかったと満足できた部分 を7つ紹介します。

わが家の仕様

地域区分

・地域区分:6地域
・第一種住宅地域(建ぺい率80%、容積率200%) ※建ぺい率は耐火と角地の緩和適用
・準防火地域

仕様

アイ工務店「Ees」

・木造3階建て
・ビルトインガレージ
・2階リビング
・吹き抜けあり
・構造計算(許容応力度計算)による耐震等級3

アイ工務店については別記事でまとめました。

アイ工務店で建てた感想やメリット・デメリット

わが家の満足ポイント

  • シンボルツリー+アッパーライト
  • 外観のアクセント+外からの視線を遮る白い壁
  • 明るさと開放感のあるLDK
  • キッチン・ダイニング横並び
  • 洗面・脱衣別
  • 造作洗面台
  • 仕事に集中できるワークスペース

1.シンボルツリー+アッパーライト

シンボルツリー+アッパーライト

わが家の土地は約20坪と狭いのでガレージを入れると2階建てでは足りず、最初から3階建てで考えていました。
しかし見積もりでは当然の予算オーバー!
3階建というのは構造的にコストが高くつきやすいことに気づきました。

コストカットで一番有効なのが、建物を小さくすること!

なので敷地に建物をパツパツに建てることも可能でしたが あえて縮小し、その部分を小さな庭にした のは大正解でした。
なにせシンボルツリーに照明を当てて壁に影を作る夢が叶ったのですから!

2.外観のアクセントと外からの視線を遮る白い壁

雨に濡れずに乗り降りできるガレージ

外観をかっこいいデザインにしたいと注文したら担当が考えてくれたのがこのデザインです。

 シンプルながら縦に伸びた白の壁がアクセントになるとともに、外からの視線を遮りプライバシーを保つのにも役立っています。 

計画当初は玄関からまっすぐ道路に出るより横からのほうが安全だという意見で採用しました。
ですがそれだけでなく、住んでからはるかに大きなメリットがあることに気づきました!

わが家は立地が大きな交差点に面しているため、家の前に信号待ちの車や人が溜まりやすいんです。
家を出るとほぼ誰かいるレベル!

自意識過剰かもしれませんが見られてると思うとけっこうなストレスです。

しかし、この壁があるおかげで家の出入りが丸見えにならず安全、防犯、目隠し、デザインと多くの面ですごく役立ってくれています!

そして 玄関とつなげることで雨の日も濡れずに車に乗り降りできる のもうれしいポイントになりました。

3.明るさと開放感のあるLDK

 

明るさと開放感のあるLDK

リビングは2階と最初から決めていましたが、水回りも全て2階にしたので広さ17畳をとるのがやっとでした。
そこで面積をできる限り有効活用し、開放感を感じられるように以下のようにプランを考えました。

・吹き抜け
・吹き抜け上の南面に大きな窓
・リビング内階段
・オープン手すり
・階段下もテレビスペースとして活用
・キッチンはオープンキッチン(ペニンシュラ型)

苦肉の策ともいいますが、おかげで広さの割に開放感としては文句なくできたと思います。

・吹き抜けは上まで声が響く
・オープンキッチンはきれいにしていないとごちゃつきを隠せない

など、デメリットも考慮した上で開放感を優先しました。

4.キッチン・ダイニング横並び

キッチンとダイニングを横並びにしたレイアウトが最近人気です。
そのわけは、キッチンとテーブルが一体に見えてすっきりした印象というのと、配膳が楽!ということ。

実際、作った料理を数歩でダイニングテーブルに置けてとても楽だと妻にも好評です。

家事楽はお金に変えられない価値だと思います。

5.洗面・脱衣別

洗面・脱衣別

担当営業さんが提案してくれた間取りで、これも最近人気のレイアウトです。
そのわけは、誰かがお風呂に入っている間でも洗面所を気兼ねなく使えるという点です。

それ以上に、私は
・洗面はゲストも使うパブリックな空間
・脱衣所はほぼ家族しか使わないプライベートな空間
として分けることで空間にメリハリが生まれて良かったと思いました。

 来客時に脱衣所で洗濯物を部屋干ししていてもドアを閉めれば全て隠せます。 

6.造作洗面台

造作洗面台

スタイリッシュカウンター(アイカ工業)+ステムズミラーボックスLED(サンワカンパニー)

住宅設備の中で私が一番こだわったのが洗面台です。
リクシルのショールームでルミシスの洗面台を見て以来、ホテルのようなテンションの上がる洗面台に憧れていました。

そのショールームのものは洗面ボウルがカウンターの上に乗っているもの(ベッセルタイプ)でした。
しかし、妻にオシャレ以前に汚れやすいからダメだと言われ見積もりを取る前に断念。
そもそも高すぎて採用できなかったと思いますが…。※ルミシスはボウル一体型タイプもあります。

そして情報を探し回ってようやく出会ったのが

スタイリッシュカウンターとステムズミラーボックスを組み合わせるというものでした。
タイルは割高でしたがこれは自己満足です(笑)

写真は引き渡し日のものなのですが、ミラー左とカウンター下のスペースは造作のオープン棚をDIYでつけました。

自宅DIYで大幅減額!洗面台造作棚編

 壁の端から端にフィットして広々としたカウンターは家具のようでとても美しい!最高!! 

7.仕事に集中できるワークスペース

仕事に集中できるワークスペース

コロナ禍以降、我が社は完全リモートワークになりました。
打ち合わせや撮影で行く必要のある日のみ出社していますが、2ヶ月に1回行くかという頻度です。
ですのでタイミング的に完全リモートワーク仕様にできて良かったと思います。

また、1階にあってリビングの2階と階が違うので自宅にいながら静かな環境で仕事ができています。
来客には私が対応しなくてはいけませんが…

最初は個室にする予定でしたが、そんなに広くなくてもいいと思い階段下含めて3帖の半個室スタイルです。
結果、 こじんまりしていることで逆に必要なものがすぐに手に届くことで効率性を高められた と思います。

・コンセント8口設置
・壁はマグネットがつくマグネットクロス
・自分専用の空間なのでド派手な柄クロス

を採用しています。

まとめ

建売住宅と違って、注文住宅というのは自分たちのために建てるものです。
私は提示された間取りに納得できず、何度も何度も書き直して自分で間取りを作りました。
もちろん担当さんのサポートあってこそでできたのですが。
毎日間取りを書いてる私に妻は呆れてました(笑)

担当にお任せでもいい家は建つのかもしれませんが、それは自分のための家とは言えません。
自分の財産をつぎ込むのに人任せでいいわけはないですよね。

なので私は見積もりを穴が開くほど見て金額を下げるために材料を変えてくれとか、着工が延びた分だけ納得いくまで変更しました。
めんどくさい施主だったと思いますが自分で調べて判断して作ったことで愛着もひとしおです。