年末ジャンボ宝くじ、あなたは買いましたか?
私の実家でも父親が毎年買っていましたね。
3000円分だけ買って、ささやかなお楽しみとしていたようです。
確かに当選日までワクワクしますよね!
大金はほとんど当たらないとは言え、毎年誰かは当選しているのですから。
それで私も昔1回試しに年末ジャンボを買って見ましたがそれ以来、全く買っていません。
毎年夏や年末にCMが大々的に流れ、当たりやすいと噂の売り場には一攫千金を目指して長蛇の列ができる宝くじ。
しかし当選確率からアリかナシかで考えると、これこそが最も勝ち目の低いギャンブルだということができるのではないでしょうか。
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宝くじの高額当せんの確率を例えるなら?
毎年誰かは当たってるんだから、いつかは自分も当選するかも!という期待をしていると思います。
夢を壊すようで申し訳ないのですが
2018年の年末ジャンボ宝くじの1等は7億円でその当せん確率は
2000万分の1。
確率に換算すると0.000005% でした!
これは天文学的確率でほぼ0%と言って差し支えありません。
調べによると、落雷に遭う確率と同じくらいでした。
うーん、あるかも・・・いややっぱりないか!
前後賞(1.5億円)だけでも億り人になれるのでそれを含めても
2000万分の3(0.000015%)です・・・
リスクとは金額の大小ではない
「そんなに簡単に当たれば苦労しないよ!」
「当たらなくても夢を買ってるんだからいいんだよ」
ギャンブルを一切しないリスクに敏感な人が、ほぼ元が取れないと思っているものに投資をするのはなぜなのでしょうか?
3000円なら負けても大丈夫?
いやいや、結果的に負けるのは仕方がないにしても、負けていい勝負なんてないでしょう!
私はどんなものであれ、お金や時間を使って何かを得る行動は投資であると考えています。
例えば勉強なら将来に対する投資、運動なら健康に対する投資です。
物を買うのも生活の豊かさに対する投資です。
ですので金額の大小に関わらず、買うのならリターンがリスクに見合っているべきだと思うのです。
逆に言うならパチンコであれ競馬であれ勝てる見込みが高い、自分に有利な勝負ができるなら、その勝負はギャンブルじゃなく投資と言っていいと思います。
私の友人に一時期スロットで生活をしていた人がいるんですが、彼は大当たりの出そうな台を分析してそれにしか座らないと言っていました。
「いい台」が見つからなければ打たずに帰る日もあったとか。
そして結果として月に15〜20万円ほど稼いでいたのです。
労働はしていませんが、時間を価値に変えていたと言えるでしょう。
詳しい話はこちら▽
「お金持ちの人ほど宝くじは買わない」の根拠
還元率(控除率)がとても低い
競馬や競輪などサービスとして提供される全てのギャンブルには通常、胴元(運営会社)というものが存在します。
胴元はボランティアではなくもちろん利益のためにやっているのでまず経費を含めた利益を確保し、残りを参加者に配分します。
この確保される利益率を還元率(または控除率)といいます。
各ギャンブルの還元率は物(商品)によって多少違いはありますが、およそ以下の表のようだと言われています。
種類 | 還元率 |
---|---|
パチンコ | 約85% |
公営競走 (競馬・競輪・競艇・オートレースなど) |
約75% |
サッカーくじ | 約50% |
宝くじ | 約45% |
パチンコがけっこう良心的なのが意外なのと、宝くじがボッタクリじゃないの!?
ということがわかるのではないでしょうか。
お金は自分の力で得るものだと考えているから
私は弱小ながらも投資家をやっていることに誇りを持っています。
それは世の中の流れを研究し、売買のタイミングを吟味し、自分の意志で行動しているからです。
勝ち負けの可能性を自分の力で変えられるから努力をするのです。
その結果、失敗や後悔もいっぱいあります。
しかし宝くじは買ったら後は運に任せるだけ、せいぜいできるのは神頼みぐらいです。
これこそまさに博打だと思いませんか?
宝くじはエンターテインメント
とは言え、「本気で当せんすると思って買っていない、夢を買ってるだけなんだ!」という人を否定するつもりはありません。
当選日までワクワクした気分で過ごせる、万が一当たった時のことを妄想する、そんな心の余裕はあっていいと思います。
基本的にはプレイして終わりのゲームセンターに行って遊ぶようなものでしょうか。
まとめ
- 期待値から見て宝くじは最も勝ち目の低いギャンブルと言える
- お楽しみとして買うのは一興