〜発生主義?開業費?ポイント払い?全部つまずいた実体験〜
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「これ、自分のことだ…」と思ったら仲間です
私は昨年3月にフリーランスとして開業しました。
そして近づいてきた初年度確定申告の時期、そろそろやらないとと思い、会計ソフトの『freee』を1月から使い始めたのですが……
毎年確定申告しているし自分はお金関係に強いはず、なんとかなるだろうと考えていました。
▼ 確定申告で税金還付が受け取れる人とは?
▼ 確定申告で配当金、社債利子を申告したら還付が増えた話
しかし正直に言うと、めちゃくちゃ混乱しました。
調べれば調べるほど情報が増えて、
「現金主義?発生主義?」
「開業日前の売上ってどうするの?」
「源泉徴収って、どこに入れるの?」
検索結果も本も、人によって言っていることが違う。
「これが正解!」と言い切ってくれる人はいない。
初年度のフリーランスって、
“正解が1つじゃない世界”に突然放り込まれた感覚になります。
もし今この記事を読んで
「それ、まさに自分…」
と思ったなら、安心してください。
これは、私が実際につまずいたポイントを全部まとめた記録です。
① 現金主義と発生主義、どちらが正しい?
〜本を読んでも混乱した話〜

freeeでは当初、口座連携で自動登録していました。
振り込まれた額がそのまま売上登録できる!
入金された日を売上日と考える、これを「現金主義」と言います。
これは楽だ!と思ったのも束の間・・
本を読んだら
「基本は発生主義だよ」
と書いてある!
この時点で、私は混乱しました。
どっちが正しいの!?と。
結論から言うと、
会計処理に一貫性があればどちらも正しいとのこと。
ただし、私は途中で気づきました。
「売上」だけは、発生主義的に考えた方が楽だということに。
請求を出したのに入金が翌月になると、
「これ、いつの売上だっけ?」と迷います。
初年度から全部を発生主義にするのは正直しんどいですが、
売上の考え方を決めてしまえば、あとで自分が助かります。
② 開業日前の売上・請求はどう扱う?
〜1月・2月にも少し請求していた問題〜
私の開業日は3月14日。
でも実は、1月・2月にも本格稼働の前に活動していました。
「これ、アウトなのでは…?」と不安になりましたが、
調べて分かったのは、開業準備行為として扱えるということ。
1月1日〜開業日までは、
・開業費
・売上の整理期間
として考えてOK。
大事なのは、
「いつから本格的に事業として動き出したか」です。
日付だけに縛られすぎなくて大丈夫でした。
③ ランサーズで源泉徴収・手数料が混ざる問題
〜freeeの消込で詰んだ話〜

クラウドソーシングを使っている人、ここ要注意です。
私は最初、クレジットカードの自動連携機能を使って
振り込まれた金額=売上
として入力していました。
するとfreee上に、源泉徴収が存在しないことに気がつきました。
実際は
振込額 =売上ではなく、
振込額=売上ーランサーズ手数料ー源泉徴収額
のはず。
正解はこうです。
■ 売上:手数料、税引前の総額
■ 源泉徴収・手数料:あとから差額として処理
「振込額=売上」は間違い!完全に地雷でした。
さらに、ランサーズの振込をキャリーオーバー(数ヶ月に一度振り込む方式)にしていて、売上と振込額が合わず、消込できず、何日もハマりましたが、これは長くなるので別記事に。
④ ポイント払いは経費になる?
〜迷ったけど、考え方はシンプルだった〜
会計処理で一度は迷うのが、ポイント払いは経費になるのか?という問題です。
結論から言うと、
「何で払ったか」ではなく「何にいくらかかったか」が重要です。
現金・クレジットカード・ポイント、
支払い方法は関係ありません。
事業に必要な支出であれば、ポイント払いでも経費になります。
ちなみに「クーポンなどの値引き」は別。
実際に負担した金額が経費です。
ポイントは無料でもらったもののように感じますが、
実際には過去の支払いなどで得た経済的価値。
それを使って事業の支払いをしている以上、
実態としては自己負担しているのと同じです。
ただし、ポイント払いは会計をややこしくしがち
一方で、実際にやってみて感じたのは、
ポイント払いは会計処理がややこしくなりやすいということ。
金額の把握や記録が曖昧になりやすく、
あとから整理するのが大変になります。
そのため私は、
■ 事業用の経費:できるだけポイントを使わない
■ ポイントは家庭用の消費に回す
という使い分けをするようになりました。
無理にポイントを経費に使わなくても、
会計をシンプルに保つこと自体が大きなメリットだと感じています。
⑤ クレカ・ポイント払い・履歴が消えている問題
〜楽天モバイル・楽天ポイントの罠〜
気づいたら1年以上前の履歴が・・・見れない!
しかも楽天ポイントで払っていた(0円)のでクレジットの利用履歴にもない!
残っているのは、自分のメモだけ。
「これ、経費にして大丈夫なの?」と不安になりました。
結論としては、
合理的に説明できる記録があればOK。
完璧な証憑がなくても、
日付・内容・金額が説明できれば問題ありません。
税務は「常識の範囲」で判断されます。
つまり、
毎月ほぼ同額の携帯代支払いがあるのに、ある月だけないという方が不自然
→ 「携帯代支払いはあった」という説明は合理的
というわけです。
⑥ 開業費がいろいろあって不安になる
〜合算?個別?どっちが正解?〜
開業前に使ったお金を並べると、
- サーバー代
- 保険
- 通信費
- 書籍
「期首前の支払いはfreeeに入らない…」と悩みました。
結論は、
合算でも個別でもOK。
私は、
■ freee上は勘定科目「開業費」 合算で1/1付けで登録
■ 明細は別で保管
という現実解に落ち着きました。
まとめ|初年度は、迷って当然

初年度フリーランスの会計は、
迷って当然、つまずいて当然です。
大事なのは、
「完璧にやること」ではなく、
「自分で説明できる状態にしておくこと」。
次の記事では、
「じゃあ、来年どうすればこの地獄を繰り返さないのか?」
について書く予定です。
▼ 確定申告はちゃんと行いましょう!
