4月下旬に新婚旅行に行く予定なのですが、日本でも各都市でじわじわと感染者が増えています。
その頃には新型コロナウイルスが沈静化していてほしいと願うばかりです。
ちなみに旅行会社に新型コロナウイルスなどの不可抗力によって直前で運行不可になった場合はどうなるのかと問い合わせたところ
・ご出発前に飛行機が欠航になった場合
・・・ ツアーは催行中止とし、全額ご返金致します。
もし他の航空会社でご出発をご希望の場合はもちろんお手伝いさせて頂きます。
・ご旅行中にご帰国便が欠航になった場合
・・・ 航空会社が代替便をご用意致します。
ただし、もし現地での延泊が必要になる場合は延泊代金はお客様負担となります。
とのことで申し込み自体はしても大丈夫そうでした。
※結局新婚旅行は延期になってしまいました↓
そこで申込み書を見ると「安心してご旅行いただくために、海外旅行保険への加入を強くお勧め致します。」の文言が。
さて、ここで普通なら「なにかあると大変だから念の為保険に入っておこう」と考えると思います。
もちろん海外で事故や病気になるリスクを考えると保険加入は必須と言えます。
数日間の海外旅行保険であれば1万円いかないぐらいですのでさほど高くはありません。
しかし保険加入なしで万一の場合の補償を賄えるとしたらどうでしょうか。
しかもその条件とは「クレジットカードを持っている」だけでいいんです。
実際に私は何度か一人で海外旅行に行っていますが、最初の一回以外は旅行保険に入っていません。
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クレジットカードには旅行保険がついている
クレジットカードには旅行保険がついているのをご存知でしょうか?
あまり知られていないのですが意外としっかりした補償がついています。
詳細例は下記「海外旅行保険とクレジットカードの補償内容を比較」の項をご参照ください。
クレカ旅行保険のメリットとデメリット
メリット:
・旅行保険に加入する必要がない
・クレジットカードの年会費以外に費用がかからない
デメリット:
・専門の海外旅行保険ほど手厚い補償はない
・保険が適用される条件を満たす必要がある
・家族や同伴の人にも保険適用するには条件が必要
利用付帯と自動付帯
カードによりますが、クレカ保険には使用条件があります。
まず、
・持っているだけで無条件に保険が適用になるカード
・海外旅行に関する支払いをそのカードですると保険適用になる
の2パターンがあります。
前者を自動付帯、後者を利用付帯と言います。
自動付帯のカードはゴールドカードなど、年会費がそこそこかかるものが大半です。
ただ、利用付帯であれば年会費無料のカードにもついています。
そのカードで払うという条件さえ満たせば、海外旅行保険を節約できるというわけです。
海外旅行保険とクレジットカードの補償内容を比較
特にチェックする項目は?
保険会社によって項目名が違うので例として海外旅行保険C社と楽天カードの保険の保障内容を表にしてみました。
海外旅行保険(C社) | 楽天カード(利用付帯) | |
---|---|---|
傷害死亡、後遺障害 | 1,000万円 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 無制限 | 200万円 |
疾病治療費用 | 無制限 | 200万円 |
賠償責任 | 1億円 | 3,000万円 |
携行品損害 | 10万円(免責なし) | 20万円(免責3,000円) |
救援者費用 | 無制限 | 200万円 |
では見ていきましょう。
まずみなさん、死亡保障が気になるでしょう。確かに万が一ということはありえます。
ただ、数日間の旅行で死亡の心配をするのはナンセンスだと思います。
私の経験上、重要項目は携行品損害、次が傷害治療費用です。
携行品損害と障害治療費用
携行品損害
物を盗まれたり、壊された場合の補償です。
短期間の海外旅行では病気になるよりも物を盗まれる危険の方が圧倒的に高いです。
旅慣れたバックパッカーでも一眼レフを盗まれた人もいました。
かくいう私もスリの危険情報があったので警戒していたにも関わらず、市場でデジカメをスられたことがあります!
傷害治療費用
そのままの意味で怪我をした時の治療費の補償です。
特に海外旅行ともなれば、普段しないアクティビティや経験をしに行くのですからケガをする確率は高まります。
病気が重症化するよりも捻挫や骨折程度のことがありえると思います。
持病のある方は疾病治療補償も気にしておきましょう。
万一の場合の補償額はどのくらい必要?
海外で病院にかかると日本の健康保険がきかないので高額な請求が来るという話は聞いたことあるでしょう。
海外旅行保険会社のサイトでは治療費は500万円は必要とかかれているサイトもあります。
それではどの程度の治療でいくらぐらいかかるのでしょうか。
実体験で言いますと、昔バックパッカー時代に頭を5針ほど縫うという割と重症な怪我がしました。
縫合と抜糸でジャマイカで1回、ボリビアで1回の計2回病院に行きました。
街の中心部の大きな病院に行きましたが治療費用は合わせて5〜6万円ぐらいでした(この時は海外旅行保険に入っていたので助かりました)。
このことから、怪我の治療程度で50万円も100万円もかかることはありません。
しかし手術レベルとなると話は別です。
突然の腹痛で盲腸と診断され、入院して200万円超の請求がきたという体験談もあります。
これは自分で負担するには厳しいレベルです。
このことから現実的にありえそうなレベルで考えると最低200万円、できれば300万円の補償があればいいかと思います。
もちろん命に関わるような重症を負えば話は別ですので、そこまで心配だという方は海外旅行保険に入りましょう。
補償額は合算可能!
先ほどできれば300万円の補償と言いましたが、楽天カードでは傷害治療が200万円までなのでほぼカバーできる水準です。
ただ、もし入院になったとしたら心許ないですね。
ところがクレカ保険はカード複数枚で合算可能なのです。
つまり傷害治療がカードA(200万円)、カードB(100万円)の2枚持ちにすることで合算することで300万円の補償を手に入れられます。
ただし当然ですが合算するカードそれぞれに適用条件を満たしていなければなりません。
というわけで
自動付帯のカードを一枚持ち、利用付帯のもう一枚で旅行代金を支払う
これで保険が不足する心配もカバーできるというわけです。
家族分の補償はどうする?
私はこれまで独身で一人旅だったのでクレジット付帯の保険だけで無料で済ませることができていました。
しかし結婚して子どももいる今、旅行保険を節約できることならしたいですよね。
楽天カードの海外旅行保険の場合、
自分のカードで家族みんなの旅行代金を払った場合、自分と家族カード保持者は保険適用となります。
というわけで私の妻は家族カード持ちなので安心です!
しかし家族カード持ちでない、子どもは保険対象外になるので家族カードを作るか、他の手段で保険に入る必要があります。
まとめ
-
- 海外旅行時の保険はクレジットカードで賄う方法もある
- 補償額は複数枚のカードで合算でき、補償額不足のデメリットを解消できる
- 自動付帯と利用付帯の適用条件に注意
- 自分一人ならこの方法で問題ないが、家族がいる場合は保険適用になるか確認を!
- クレカ保険はお手軽だが万能ではない、状況によって専門の旅行保険を利用しよう