6月末でキャッシュレス還元事業が終了し、7月から新たな需要喚起策、マイナポイントの登録受付が始まりました。
当初私は日常的に使いやすいキャッシュレスで登録しようと考えていましたが、キャッシュレス決済各社はシェアの拡大のために独自の特典を用意しているようです。こうなってくると気になるのが「どこで登録するのが最もお得か」ですよね。
キャンペーンの概要
マイナポイント事業
マイナポイント事業とは、取得があまり進んでいないマイナンバーを普及させるためと、キャッシュレス還元終了後も継続してキャッシュレス決済の利用を促すために行われるキャンペーンです。
現時点で分かっているマイナポイント事業の要点を簡単にまとめます。
事業の時期
- 7月から予約開始
- 9月の利用分からポイント付与開始
- 終了は2021年3月31日だが利用が4000万人に達した場合は締め切る予定
ポイント
- キャッシュレス決済サービスを1つだけ登録し、そのサービスを通して受け取る
- 一度選んだキャッシュレスサービスは変更不可
- 登録したキャッシュレス決済でチャージまたは支払いをすると、決済事業者から25%分がマイナポイントとして付与される
- ポイントの付与は一人一回のみで上限5000円分(利用またはチャージ20000円で付与が最大となる)
- 年齢などの条件はなし。マイナンバーカードがあれば家族全員分登録可能
- 同一名義のキャッシュレス決済サービスに二人以上で登録はできない。別アカウントなら可能
マイナポイント取得方法
- マイナンバーカードの取得が必須(1ヶ月程度)
- マイナポイントの予約はスマホかPCで可能
- PCで予約する場合はICカードリーダライタが必要とソフトのインストールが必要なのでスマホからの方が便利
- スマホで登録する場合「マイナポイント」アプリと「JPKI利用者ソフト」をインストール
- 「マイナポイント」アプリで予約すると「マイキーID」が発行される
- ポイントの付与方法と時期は決済事業者によって異なる
マイナポイントに参加している事業者
7月8日時点でスマホ決済、電子マネー、クレジットカード合わせて130以上の事業者が参加
※今後も増える可能性があるので詳細はマイナポイントのサイトを確認していただければと思います。
マイナポイント
マイナポイントというと今までになかった新しいポイントのように思えますが、キャッシュレスサービス各社の残高チャージやポイントとして付与されます。日常的に利用しているサービスであれば、ポイントを無駄にせずに利用できるはずです。
独自の上乗せを付与する事業者が続々と
ここにきてマイナポイントに参加している事業者の中で、自社のキャッシュレスサービスのシェアを獲得するために最大5000円分のポイントに加え、独自の上乗せやキャンペーンをするサービス事業者も出てきています。
例えばPayPayは抽選で最大100万円分のPayPayボーナスを付与、ゆうちょPayは2000円分のポイント付与、Suicaは1000円分のポイント+抽選、WAONは2000円分を付与などです。
特に上乗せ額の多い事業者を紹介すると・・・
メルペイは条件を満たすとで5%(最大1000円分)のポイントと、チャージでさらに1000円分、抽選で最大1000万円分のポイントを付与(抽選分は9月30日まで)
d払いは上限2500円分のポイント、条件次第でさらに500円分追加されます。(d払い特典の一部は9月30日まで)
ただし、独自のキャンペーンには期間が限定されていたり、もらえるポイントやチャージ額には使用期間や用途が限定されていたりするので、額の多さだけでなく、自分が利用しやすいサービスを選ぶことが大事だと思います。
気になるのはメルペイは最初は追加の1000円分だったのが7月3日に「抽選で1000万円相当」がさらに追加
d払いも7月17日に付与額が最大500円分から「最大2500円」にアップしたという事実です。
やはり各社マイナポイントを自社のキャッシュレス決済の利用者獲得につなげたいと考えているようで、ポイントの付与が開始される9月が近づく中で他の事業者も追随したり、付与額をさらに上乗せしてくることも考えられます。
◆ つじんぬの見解
定額給付金の手続きのミスなどで当初混乱していたことから、私は少し落ち着いてからマイナポイントの登録をしようと思っていました。
我が家は当初PayPayと近所のスーパーで使えるHOPマネーで登録をするつもりでしたが、9月のポイント付与開始が近づくにつれてもう少し独自のキャンペーンが今後追加されるかもしれないと思うと、登録はもう少し待ってからの方がいいかなと思っています。