独立後、「健康保険をどうするか」でかなり悩みました。

特に家族がいると、

  • 国保にするべき?
  • 任意継続のほうが安心?
  • 結局どっちが安いの?

…と、調べるほど混乱しやすいですよね。

わが家も独立直後はかなり迷いましたが、最初は「任意継続」を選択しました。
ただ、今年は6月から国民健康保険(国保)へ切り替える予定です。

この記事では、

  • なぜ最初は任意継続を選んだのか
  • なぜ今になって国保へ切り替えるのか
  • 実際どれくらい保険料が変わりそうか
  • 切り替えタイミングで注意したこと

を、実体験ベースでまとめます。

「扶養ありフリーランス」のケースは意外と情報が少ないので、同じように悩んでいる方の参考になればと思います。

▼健康保険の次は医療保険を見直し、就業不能保険を軸に再設計しました

独立直後、わが家が任意継続を選んだ理由

まず前提として、わが家は扶養家族ありです。

会社員を辞めてフリーランスになると、健康保険は主に以下の選択になります。

任意継続国民健康保険
加入先会社員時代の健康保険市区町村
扶養制度ありなし
保険料基準退職前給与前年所得
加入期間最長2年制限なし
独立直後有利な場合が多い高額化しやすい
所得減少後基本的に変わらない安くなる可能性あり

独立直後の自分は、「国保=高い」というイメージをかなり持っていました。

実際、国保は前年所得ベースで決まるため、会社員時代の年収が反映される初年度は高額になりやすいです。

さらに、国保には「扶養」の概念がありません。

つまり、

  • 配偶者
  • 子ども

がいても、それぞれ加入対象になります。

これがかなり大きい。

一方、任意継続は会社員時代と同じように扶養制度があります。
そのため、家族がいる場合は任意継続のほうが有利になるケースも多いです。

わが家も当時シミュレーションした結果、
「独立直後は任意継続のほうが保険料をかなり削減できる」という判断になりました。

健康保険選びについては、こちらの記事でかなり詳しく比較しています。

▼関連記事
【国保or任意継続】扶養家族のいるフリーランス、独立後の健康保険を安くするには!?


そして今年、国保へ切り替える予定です

国保は前年所得で決まる

ここが今回の記事の本題です。

結論から言うと、理由はかなりシンプルで、「前年所得が大きく下がったから」です。

フリーランス初年度は、正直かなり収入が低い時期がありました。
独立したばかりだと、

  • 売上が安定しない
  • 初期投資がある
  • 仕事獲得に時間がかかる

など、想像以上に収支が不安定になります。

その結果、今年の国保計算ではかなり軽減が入りそうでした。

国保は前年所得ベースで保険料が決まります。

💡 つまり、
前年所得が低い
・課税所得が少ない
場合、保険料が大きく下がる可能性があります。

しかも自治体によっては、

  • 7割軽減
  • 5割軽減
  • 2割軽減

などの制度があります。

わが家も試算したところ、任意継続よりかなり安くなりそうでした。

実際の保険料比較

現時点の想定はこんな感じです。

保険月額(想定)
任意継続約38,000円
国保(軽減後試算)約5,000〜1万円前後

※自治体・所得状況によって変わります

正直、ここまで差が出るとは思っていませんでした。
もちろん、前年所得が上がれば国保も上がります。
なので、「ずっと国保が安い」という話ではありません。

ただ、フリーランス初年度〜2年目は、

  • 収入が不安定
  • 所得が下がる
  • 軽減対象になる

ケースも多いため、一度シミュレーションしてみる価値はかなりあると思います。

ちなみに、独立初年度は健康保険以外にも、

  • 会計処理
  • 経費
  • 税金
  • 扶養

など、分からないことが一気に増えました。

特に確定申告まわりは本当に混乱したので、当時の失敗談はこちらにまとめています。

▼関連記事
「【確定申告】初年度フリーランス、会計で迷いすぎた話」

国保へ切り替えるタイミングで注意したこと

ここも結構ややこしかったです。
自分が最初に誤解していたのは、「前年所得が反映されたら自動で安くなる」と思っていたこと。

実際は、

  • 任意継続を続ける限り
  • その保険料体系のまま

です。

つまり、国保の軽減を受けたいなら、国保へ切り替える必要があります。

わが家が6月切り替えを予定している理由

「任意継続→国保」切り替えタイミング

国保は前年所得が6月頃に反映される自治体が多いです。

そのため、

  • 5月までは任意継続
  • 6月から国保

という流れを予定しています。

このタイミングはかなり重要でした。

もし早く切り替えすぎると、「まだ前年の高所得が反映されている」可能性もあるためです。

自治体によって違うので、事前確認はかなり大事だと思いました。

実際に確認した切り替え手順

実際に健康保険組合へ問い合わせして確認しました。

流れはこんな感じです。

① 任意継続の資格喪失申出書を提出

注意点として、任意継続は「1日喪失」扱いです。

例えば、

  • 6月1日喪失したい
    → 5月中に申請

が必要でした。

このあたりは結構わかりづらかったです。

② 資格喪失通知書を受け取る

国保加入時に必要になります。
発行まで少し時間がかかる場合もあるため、余裕を持ったほうが安心です。

資格喪失通知書

5月初めに申請 → 5月21日に届きました

③ 14日以内に国保加入手続き

市区町村で国保加入手続きを行います。

必要書類は自治体で多少違いますが、一般的には、

  • 資格喪失証明書
  • 本人確認書類
  • マイナンバー関連書類

などが必要とのこと。

注意点|国保は自治体差がかなり大きい

ここは本当に重要です。

国保は自治体ごとの差がかなりあります。

  • 保険料率
  • 軽減制度
  • 減免制度

が違うため、「ネットで見た金額と全然違う」も普通にあります。

また、国保には扶養概念がありません。
家族構成によっては、任意継続のほうが有利なケースも十分あります。

なので、

  • 必ず自治体試算する
  • 任意継続と比較する

のがおすすめです。

扶養の考え方については、こちらの記事もかなり関連性があります。

▼関連記事
「【2026年版】年収130万円を超えても扶養に入れる?退職後の社会保険の考え方」

まとめ|フリーランスは“毎年最適解が変わる”と感じた

独立当初は、「任意継続のほうが安い」という判断でした。

でも、1年経つと状況が変わりました。

  • 前年所得
  • 家族構成
  • 売上
  • 軽減制度

によって、最適解はかなり変わります。

特にフリーランス初年度〜2年目は変化が大きいので、一度見直してみる価値はあると思います。

自分自身も、「国保=高い」と思い込んでいたので、今回かなり勉強になりました。

フリーランス初年度は「健康保険以外」もかなり迷いました

実際、独立後に大変だったのは健康保険だけではありませんでした。

  • 開業手続き
  • 確定申告
  • 経費
  • 扶養
  • 住民税
  • 国保
  • 保険見直し

など、「会社員時代は考えなくてよかったこと」が一気に増えます。

🔗 これから独立する方・独立初年度の方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
「フリーランス開業チェックリスト完全版」