お金の不安を減らすには、まず「見える化」と「備え」を整えるのが近道です。
貯金が増えない、物価が上がる、老後が心配、投資も怖い——そんな気持ち、私もよく知っています。

20代の頃、バックパッカーとして海外を旅し、貯金をほぼ使い切った経験があります。
「経験にお金を使えた」と思う一方で、帰国後に初めてリアルな不安と向き合いました。

この記事では、浪費ではなく”価値ある経験”をした私だからこそ感じた、お金との向き合い方と、不安を減らす7つの方法をまとめます。

バックパッカーで得たもの

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20代の頃、「今しかできないことをしよう」と思い立ち、会社を辞めて旅に出ました。
北米から中南米まで、さまざまな国や文化に触れ、お金には代えられない体験を積むことができました。

印象に残っているのは2つです。

1つ目は、カナダで出会った旅人と、メキシコで再会し、現地を案内してもらったこと。
2つ目は、職業も年齢も異なる旅人たちと夜通し語り合い、自分の視野が大きく広がったこと。

当時の私は、「お金がないこと」への不安よりも、「自由であること」の方が大事だと思っていました。
旅先での偶然の出会いが、人生を豊かにしてくれたのも確かです。

ただし——

帰国後に襲ってきた”お金の不安”

日本に帰ってきたとき、財布の中身は数千円。
実家暮らしだったので衣食住はなんとかなっていましたが、仕事もなく、「さて、どうやって生活していこう」と初めてリアルに不安を感じました。

旅では「今日どう生きるか」だけを考えていればよかった。
現実の生活では「数ヶ月後」「数年後」まで見据える必要があり、自由と引き換えに将来への備えが何もなかったことに、ようやく気づかされました。

しかも、当たり前にもらえると思っていた失業保険(雇用保険)がもらえないというトラブルが発生。
アルバイトでなんとか生活費を稼ぎながら、再就職を模索する日々——あの時初めて、「好きなことだけでは生きていけない」と痛感しました。

▼ 退職後に受け取れる「再就職手当」とは?

この件と、その後のブラック労働という現実に直面したことで、私はようやく「お金について学ぼう」と思い始めました。

不安から始めた「貯める・増やす」の試行錯誤

貯金・お金の管理

まずは節約。家計簿アプリを活用し、支出を記録するようにしました。
「自分が何にお金を使っているか」を可視化するだけで、無駄遣いが自然と減っていきました。

次に貯金。少しずつ残高が増えていくのを見て、「何かあっても大丈夫」という安心感が持てるように。
ポイ活やクレジットカードのポイントも有効活用し、節約効果を高めました。

さらに将来に備えて「お金を増やす」勉強も始めました。
投資信託、NISA、株式の分配金など、金融知識ゼロの状態から、YouTubeや書籍で少しずつ学びました。

結果として、お金の不安は完全には消えないものの、「お金に追われる不安」から「お金をコントロールする安心」へと変化していきました。

ここから先は、あの試行錯誤を7つの方法に整理します。

お金の不安が生まれる3つの原因

原因具体例不安の正体
数字が見えない残高・固定費・負債が不明いつ破綻するかわからない
備えがない急な出費・収入減への備え不足明日どうなるかわからない
比較してしまうSNS・周囲との比較自分だけ取り残されている

帰国時は上2つが特に強かったです。
数字が見えていれば、比較による焦りも和らぎます。

不安を減らす7つの方法

① 現状を1時間で把握する

残高・固定費・負債・直近3ヶ月の収支を書き出すだけ。
私は家計簿アプリから始めました。完璧より「見える化」が先です。

▼ 家計簿アプリで見える化した話

② 生活防衛資金の最低ラインを決める

目安は月の固定費×3〜6ヶ月(非正規・フリーランスは6ヶ月以上)。
わが家は固定費22万円×6ヶ月で150万円をラインに。

「あと○万円」と数字化すると、不安がやるべきこと1つに変わります。

③ 固定費を1項目ずつ見直す

サブスク→通信→保険の順で十分。
収入安定後に見直したところ、月約8,000円の削減になりました。

▼ 固定費の最適化ガイド

④ 収入源を1本にしない

アルバイト1本の時期が一番不安でした。
本業+副業・スキルの柱があると、「完全ゼロ」になりにくくなります。

⑤ 投資は余裕資金から小さく

生活防衛資金→固定費見直し→余裕資金でNISA等、の順番。
金融知識ゼロから少額で始めました。

▼ 新NISAの始め方

※ 投資には元本割れ等のリスクがあります。余裕資金の範囲でご自身の判断で。

⑥ お金の基本を「地図」として持つ

雇用保険トラブルも、制度を知らなかったから起きました。
「わからないことリスト」にできれば十分です。

▼ お金の基本と制度のまとめ

⑦ 完璧を目指さない

80点で続ける方が効果的。毎日家計簿→月1回に切り替えた経験も。
不安が強い日は、今日やることを1つだけ。

お金の不安との付き合い方

「お金の不安」は悪いことではありません。それは今の自分の人生に向き合っている証拠です。
不安があるからこそ、人は行動できます。学び始めるきっかけにもなります。

一方で、お金のことで”経験”を諦めすぎるのも、もったいないと私は思っています。
旅でお金を使い果たしましたが、あの経験があるからこそ、今の価値観や選択肢が広がったと感じています。

▼ お金は貯め方よりも使い方が大事

▼ ポイントも「貯める」より「使い方」が大事

まとめ

「経験」は人生を豊かにしてくれます。「備え」は未来を安心にしてくれます。
どちらか一方に偏るのではなく、どちらも大切にすることが、納得感ある人生につながるのではないでしょうか。

  • 不安は見える化と備えでかなり減らせる
  • 固定費見直し・生活防衛資金が即効性がある
  • 派手な手法より、続けられる習慣を選ぶ

もし今、不安で動けないでいるなら、まずは1時間、現状を書き出すところから始めてみてください。
支出を見直すだけでも、未来は少し変わります。

🔗 「不安」から学んだお金の基本をまとめています